1962-03-02 第40回国会 衆議院 法務委員会 第11号
それからその行政権対司法権の大きな場面で政治的責任を負わない裁判所は引き下がらなければならない場合があるということは理解できると申し上げましたけれども、実際問題として、はたしてそういうことがあっては困るのでありまして、と申しますのは、振り返ってみますと、これはどういうことからこういう規定ができたかと申しますと、これは占領軍がいました時代の、御承知の通り平野事件を契機として出てきたわけであります。
それからその行政権対司法権の大きな場面で政治的責任を負わない裁判所は引き下がらなければならない場合があるということは理解できると申し上げましたけれども、実際問題として、はたしてそういうことがあっては困るのでありまして、と申しますのは、振り返ってみますと、これはどういうことからこういう規定ができたかと申しますと、これは占領軍がいました時代の、御承知の通り平野事件を契機として出てきたわけであります。
同時に、先ほど申し上げました通り、平野操縦士の証言によりますと、やはりDC3が回りますときには、結局このまま誘導路の中に入ってしまったものというふうに錯覚を起こしまして、自後の行動を見ておらなかったということが明らかであります。
それからもう一つ参考までに申上げておきますが、ドイツも御存じの通り平野の下を掘つて、地表に都市もありますし、畑もあるわけであります。
それで我が国は御存じの通り平野は至つて少く、大抵山の押出しの甲野ですから、大きな中野には必ず大きな川が近くにあるというように思います。やはり川に接近しなくてはどうしても米を作れないということになつて、とにかく耕作は川に接近しなければできない。
今社会党の同僚のお話の通り、平野農林大臣はその現地に立つて、農民に対して政府がとるべき処置の約束をされたのであります。たとい農林大臣は送ろうとも、現内閣としては、この農民に対する公約は必ず実行いたす責任があると確信をいたします。
前回お答えいたしました通り、平野君に対する一切の手続は、私に前の閣議で一任されておりましたので、私はそれに從いまして、最後の形式を整えるために持回りの形をとつたのであります。司法委員会においては、その最後の形式を結論として申し上げたのであります。